ロレックスのオーバーホールの流れ

ロレックスは耐久性が高い時計であり、適切にメンテナンスを施し続ければ何十年も利用し続けられる頑丈な製品です。メンテナンスにはオーナーが日常的に行うのが基本ですが、それだけでは時計内部で進んでいく摩耗や劣化といった問題に対処できません。そこで、ロレックスオーナーにとって必須の手続きがオーバーホールになります。オーバーホールは数年に1度は受けるのが賢明です。一見、購入時と同じ様に動き続けているロレックスも、稼働し続ける事で油が乾いてきたり、部品が摩耗していたりといった変化が生じています。油が切れれば部品の摩耗が大きくなって故障の原因になりますし、部品が摩耗すればロレックスの高精度な稼働ができなくなります。場合によってはより大きなトラブルの原因になり、修理費用も嵩んでしまうものです。そこで、ここではロレックスをオーバーホールに出すまでの流れと、手元に戻ってくるまで何が行われるかを紹介します。

ロレックスをオーバーホールに出す流れ

ロレックスをオーバーホールに出す方法は、2通りあります。ロレックス本社に依頼するか、修理に対応している時計店へ依頼するかです。どちらに依頼する場合も、最初に時計の状態を正確に伝える事が重要です。状態に応じた修理にかかる見積もりが提示されますので、費用と内容を確認した上でオーバーホールを依頼しましょう。オーバーホールに出した時計は、技術者が分解して状態を確認する形になります。この時、改めて時計の状態がチェックされますので、より正確な修理費用が提示されます。この時、時計がオーナーが想像する以上に傷んでいる場合は、故障の状態や対応の提案などもしてもらえるものです。ただし、この時点では修理をするかしないか決まってはいません。見積もりと修理の内容、費用についてよく検討した上で、本当にオーバーホールが必要であると判断したら依頼するようにしましょう。

オーバーホールでは何が行われるのか

ロレックスのオーバーホールでは、時計を分解してパーツを点検し、修理と清掃を施した上で再度組み上げられる流れになります。まず、1つのロレックスは数百個もの細かい部品へ分解されていき、各パーツが専用の薬品や機械を利用して洗浄されていきます。交換の必要がある部品が取り替えられ、数百の部品がまた1つのロレックスとして組み上げられていく。この過程で様々な種類の潤滑油が、部品毎に量を調整しながら注油されていきます。ただし、組み上げただけではロレックスの精度は出ません。正確な時刻を示せるように微妙な調整が行われます。調整が終わると、磨き作業を受けたケースに入れられて完全に組み上がった状態になります。この後、防水性能のチェックや、より実際の使用に近い状態での精度チェックが行われるものです。最終的に検品作用を経て、ようやくロレックスはオーナーの手元に戻ります。